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PDF/Aとは?長期保存用フォーマットをわかりやすく解説

PDF/A文書は長期保存用のPDF。中身は同じでも数十年後まで同じように開けます。普通のPDFとの違い、バリアントの選び方、5秒で変換する方法を解説。

PDF/Aとは何かを解説
10年後も同じように開ける。長期保存のためのPDF規格

「PDF/A-2b形式で提出してください」と言われて戸惑ったことはありませんか。慌てる必要はありません。PDF/A文書とは、将来にわたって不安定な要素を取り除いただけの普通のPDFであり、何年後・何十年後でも同じように表示できることを目的とした国際規格です。この記事では、PDF/Aの仕組み、必要になる場面、そして変換方法を解説します。

PDF/Aと普通のPDFの違い

普通のPDFは自由度が高いぶん、環境依存の要素を含めることができます。フォントが埋め込まれていないPDFは、開く端末にそのフォントがなければ表示が崩れますし、JavaScriptや外部リンク先のコンテンツは将来動く保証がありません。

PDF/Aはこうした不確定要素を規格で禁止しています。

  • フォントはすべてファイル内に埋め込み。どの環境でも同じ文字で表示されます。
  • JavaScript・音声・動画は禁止。実行環境に依存する要素を排除します。
  • 暗号化・パスワード保護は禁止。将来、鍵がなくて開けないという事態を防ぎます。
  • 外部参照は禁止。表示に必要なものはすべてファイル内で自己完結します。

つまりPDF/Aは、ファイル単体で完結した「タイムカプセル」のようなPDFです。

PDF/Aのバリアント(1b・2b・3bなど)

PDF/Aには世代とレベルの組み合わせで複数のバリアントがあります。数字(1・2・3)が世代、英字(a・b・u)が準拠レベルを表します。よく使われるのは次の3つです。

  • PDF/A-1b — 最も古く、互換性重視。古いシステムが指定してくることがあります。
  • PDF/A-2b — 透明効果やJPEG2000に対応した現行の標準。特に指定がなければ2bを選べば問題ありません。
  • PDF/A-3b — 2bに加えて、任意のファイル(元のExcelなど)を添付できます。

pdftyの変換ツールも既定でPDF/A-2bを生成します。提出先から特定のバリアントを指定された場合は、それに合わせてください。

PDF/Aに変換する手順

1

変換ツールを開く

pdfty.com/tools/pdf-to-pdfa にアクセスします。20MBまで無料です。

Drop PDF here
2

PDFをアップロード

ファイルをドラッグ&ドロップするだけ。通信はすべてHTTPSで暗号化されます。

Drop PDF here
3

バリアントを選ぶ

既定はPDF/A-2bです。提出先から指定がある場合のみ変更してください。

▾WebPrintPrepress
4

数秒待つ

サーバーがフォントを埋め込み、規格に適合しない要素を変換・除去します。

Compressing…69%~2 seconds remaining
5

PDF/Aファイルをダウンロード

規格に適合したPDF/Aが生成されます。そのまま保存して提出できます。

All done — file readyAuto-deleted in 1 hour

どんな場面でPDF/Aが必要?

  • 裁判所への電子提出 — 各国の電子訴訟システムでPDF/Aが標準になっています。
  • 税務書類の電子保存 — 帳簿や証憑の長期保存要件に適しています。
  • 学位論文・学術リポジトリ — 大学の多くが論文の提出形式にPDF/Aを指定しています。
  • 公文書・契約書のアーカイブ — 何十年後でも改変されずに読める形で残せます。
ISO 19005
PDF/Aの国際規格
数秒
変換にかかる時間
0円
20MBまでの料金
1時間
ファイル削除までの時間

よくある質問

変換すると見た目は変わりますか?

いいえ。PDF/Aへの変換は内部構造の変換であり、見た目は元のPDFと同一のままです。フォントの埋め込みや非対応要素の除去はすべて裏側で行われます。

パスワード付きのPDFはPDF/Aにできますか?

PDF/Aの規格上、暗号化されたままではPDF/Aにできません。将来開けなくなるリスクを防ぐためです。まずパスワードを解除してから変換してください。アクセス制限が必要なら、保存用のPDF/Aとは別に管理するのが一般的です。

PDF/A-2bと2aの違いは何ですか?

英字は準拠レベルの違いです。b(basic)は見た目の再現性を保証し、a(accessible)はさらにタグ付けなどのアクセシビリティ要件を満たします。aレベルは元文書に構造情報が必要なため、通常の提出用途では2bで十分です。

PDF/A文書はどうやって開けばいいですか?

普通のPDFとまったく同じです。専用ソフトは必要ありません。PDF/A文書の中身はれっきとしたPDFなので、Adobe Acrobat Reader、macOSのプレビュー、Chrome、Edge、スマホのPDFアプリなど、どれでも開けます。目に見える違いは1つだけ。Acrobatでは上部に青いバナー(「この文書はPDF/Aに準拠していると宣言しています…」)が表示され、既定では読み取り専用モードで開きます。保存用のファイルをうっかり編集しないための配慮です。煩わしければAcrobatの環境設定でオフにできます。受け取る相手側も特別な準備は不要で、それこそがこの規格の狙いです。

変換後のファイルが少し大きくなったのはなぜですか?

フォントを埋め込むためです。どの環境でも同じ表示を保証するには、使用フォントをファイル内に含める必要があります。サイズ増はフォント数によりますが、多くの場合はわずかです。

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